バス旅をしたいときには詳細に計画を立てることが必要になります。バス旅は計画によってメリットやデメリットに大きな違いがあるのを知っているでしょうか。この記事では代表的な五つのバス旅の計画についてと、それぞれの特徴を紹介します。
どれも一長一短なのは確かなので、シーンに応じて適切なものを選べるようにしましょう。
バスツアーへの参加
バス旅に行こうと考えたときに多くの人がまずイメージするのがバスツアーへの参加です。旅行代理店やツアー会社などが企画しているのがバスツアーの特徴で、多くの人に集まってもらって催行の可否を業者が判断する仕組みになっています。
一般消費者全体に募集をかける方式が一般的で、一人から参加できるようになっているのがほとんどです。参加者の数に応じてバスの台数を変更したり、バスの大きさを変えたりして対応してくれる場合もありますが、人数が不足しているとコストに見合わないので催行中止にせざるを得ないという結論に至ることもあります。
バスツアーはこのような問題点もあるのは確かですが、メリットもたくさんあります。ツアー内容が決まっているので、このようなバス旅に行きたいというツアー商品が見つかったら申し込むだけで旅に出られるのが最も大きなメリットでしょう。
ツアーによっては前日申し込みでも参加することができるので、思い立ったらすぐに旅に出ることもできます。ツアー内容も豊富になっていて、他の参加者との交流を意図しているものもたくさんあります。一人で企画したバス旅では得られないものもたくさんあるので、バスツアーを選ぶと想定していなかったような満足を得られる可能性があるでしょう。
チャーターバスでの旅行
バス旅としてもう一つ典型的なのがチャーターバスでの旅行です。団体旅行を計画するときによく選ばれている方法で、運転手付きのバスを丸々一台手配してしまうことができます。集合場所を決めてその場所までバスで来てもらい、貸し切りで目的地まで直行してもらうことが可能です。
一日のスケジュールを立ててその通りに巡ってもらうこともできます。他の方法ではアクセスしにくいところへもタクシーのようにして希望に応じて向かってもらえるので、オリジナリティーの高い旅行計画を立てられるのがメリットです。
ただ、チャーターバスは費用が高くなりがちなのがデメリットで、バスの大きさに見合った人数が集まらないと費用対効果が上がりません。マイクロバスなら10人くらいで利用すればメリットがありますが、数人の場合にはタクシーの方が安上がりでしょう。
人数が多くなるほど費用対効果は上がるので社員旅行やサークル旅行などで効果を発揮する方法です。
高速バスを使う旅行
バス旅の計画として高速バスを使うのも魅力的な方法です。遠方への移動で公共交通機関を使うときには最も安上がりになる可能性が高いのが高速バスで、新幹線や飛行機に比べるとかなりの節約になります。在来線の電車に比べても費用は同じか安くなる場合が多く、時間的にも同じくらいか短くて済む場合がほとんどです。
高速バスは発着場所が電車とは異なるのも魅力で、電車ではアクセスしにくいところに直通で行けることもよくあります。温泉やスキー、遊園地などの場合には直通バスが運行していることが多いので利用するメリットが大きいでしょう。
高速バスを使うときには予約不要のことが多いのもメリットです。旅行のスケジュールが読めないようなときには時間を決めてしまいたくないと考えるのはもっともなことでしょう。高速バスは混み合う路線では事前予約が必要ですが、比較的混み合っていない路線なら当日でも乗れます。
混み合う路線は本数が多いので一本待てば乗れるということもよくあります。気ままに旅行をしたいときにも向いていて、一人旅や二人旅のように人数が少ないときにはこのメリットを最大限に生かせるでしょう。
路線バスでの旅行
バス旅では路線バスを使って色々なところを巡るという方法も選べます。高速バスも広い意味では路線バスですが、あえて高速バスを使わずに街中を走っている路線バスを選ぶのがこの方法です。路線バスを使う方法は近い距離の旅行をするのに適しているやり方で、長距離の旅行の場合には高速バスや新幹線、飛行機などを利用する必要があります。
路線バスでの旅行ではスケジュールをきっちりと決める方法と、時刻表を持参して柔軟に行う方法があって、どんなバス旅にしたいかに応じた計画が可能なのがメリットです。ただ、人数があまり多くなると乗れない問題が起こることがあるのがデメリットなので団体旅行の場合には注意する必要があります。
路線バスは特別な運行スケジュールになり得る年末年始やお盆などを除けば安定して運行しています。そのため、旅行計画をきちんと立てた場合にも大きなトラブルが起こることがないのもメリットです。
レンタカーでの旅行
最後の候補として挙げられるのがレンタカーでの旅行です。マイクロバスはかなり取り扱いがあるレンタカー会社がありますが、数十人乗れるようなバスも会社によっては取り扱っています。大型免許や中型免許などが必要になるのがデメリットではあるものの、仲間内で旅行に行くという場合には第二種免許は必要ないので仕事で荷物の運送などで中型や大型の車両を運転している人がいれば運転手を任せられます。
レンタカーでの旅行は運転手を確保しなければならないものの、最も柔軟な形で旅行を計画できるのがメリットです。運転手が何人かいれば交代で運転できますが、一人しかいない場合にはその人の負担が大きくなる点にも注意が必要でしょう。
レンタカーでバス旅に出るのは人数に合わせてバスの大きさを調整できるのもメリットで、費用対効果を大きくしやすくなっています。レンタカーサービスではリピーターに割引をするなどの対応もあるため、頻繁にバス旅に出るときには魅力的です。
最適な方法を選んでバス旅を計画しよう
バス旅をするときの計画は選べる方法が少なくとも五つあります。どれを選ぶかによってメリットもデメリットも違うので、利便性や費用対効果を考えて最も魅力的なものを選ぶようにしましょう。旅行の内容や参加する人数などによってどの方法が良いかは異なります。
計画を立てるときには比較してより良い選択肢を見つけましょう。
参考元:日帰りツアー福岡 - オリオンツアーhttps://orion-bustabi.com/kyusyu